就活マニュアル
企業はどのような理由で障害者雇用をするかご存知ですか?
現在障害者雇用促進法という法律で、企業に対し全従業員の2.2%(平成30年度現在)に相当する障がい者を雇用する義務がある「法令順守」と「CSR(企業の社会的責任)」として雇用する機会を増やし社会に貢献するという関心の高まりにより、障害者雇用を促進する企業が増えてきています。
しかしながら企業側もボランティアで採用することはなく選考という手順を踏まえ、企業に貢献してくれる障がい者を雇用したいと考えております。
現在障害者雇用で就職されている方、はじめて障害者雇用という制度を知った方、これから障害者雇用枠で就職活動をお考えの方はぜひ下記の内容もお読みいただきより良い転職・就職活動にお役立ていただければと思っております。
就職活動は精神的にも体力的にも負担がかかります。
ただ単純に就職したいなどの理由で働くと、後からこうしておけば良かったと後悔する声をよく聞きます。企業の採用担当者も面接では、なぜ働きたいのか? なぜ我が社に入社したいか?など必ず聞かれる内容です。
どうして就職したいか?どのように働きたいか?などもう一度、整理して考えをまとめて、就職理由を明確にして活動スタートする事をおススメします。
就職活動をはじめても、すぐに就職が決まるとは限りません(通常入社まで約3ヵ月程度)。
計画を立てて就職活動をしていきましょう。
志望動機や自己PRは書類選考の上で非常に重要な項目のひとつです。
まずは企業研究した上で書き出して整理しましょう。もちろん面接でも自分の言葉で伝えれるように練習しましょう。
障害者採用の特徴は書類選考の段階から障がいをオープンにし、障がいがある事を前提として選考を進めていく為、障害者雇用を考えている企業の採用担当者は、あなたを選考する場合に、どのような障がいをお持ちで、会社としてどのような配慮が必要なのかを知りたいと思っています。
お互いはじめて会う面接では、全ての内容をお伝えできないかもしれませんが、少なくともあなたの障がい内容や現在の状況、通院や業務上配慮する点など事前にまとめておき、面接で伝えることができるよう準備しておいてください。
スキルや経験があったとしても、応募書類の書き方で選考が通過しないという事も十分考えられます。
あなたの魅力を企業に伝えることができるような履歴書、職務経歴書を作成しましょう。また障害内容(手帳の種別や等級、障がい名、配慮点、現在の障がい状況なども必ず記載しましょう)
書類選考が通過すると次は面接です。面接の回数は企業により違いますが、よくあるパターンはまず採用担当者の1次面接、その後は配属部署担当者との面接または役員面接等で、2~3回の面接が多い様です。
印象よく面接をする為にも事前にマナーや注意点をおさらいしておきましょう。
面接会場の場所の確認は事前にしておきましょう。このビルだと思っていたら違うビルで思い込みだったという経験談も聞きます。
もし可能であれば事前に面接会場まで行ってみるか、当日はギリギリの到着時間ではなく、早めに会場に到着できるよう家を出ましょう(電車は遅れたり、車は渋滞などの可能性もあります)。
万が一遅れそうな場合は早めに連絡する為にも電話番号など連絡先はメモして持っておきましょう。
面接で聞かれる内容は、企業や採用担当者により違いますが、模範解答の様な回答ばかりでは、評価が高いとは限りません。
アピールするためにも、企業が求めている人材とあなたのスキルやキャリアを照らし合せて、事前にこのように答えようという考えをまとめておくことが大切です。